
「なんだか、胸が垂れて見えます」
続けて、こう教えてくださった方がいらっしゃいました。
「胸の下にカップが着いているような感じです。補正下着が合わないということなのでしょうか」
この一文に、答えがほとんど入っています。
「垂れて見える」と感じるとき、確かめていただきたい場所があります。ワイヤーが、どこに乗っているかです。
ラディアンヌでは、バージスラインと呼ばれる場所を基準にブラを設計しています。今日は、その話をさせてください。
バージスラインとは、バストの底辺です
聞き慣れない言葉かもしれません。公式にはこうご案内しています。
バージスラインとは、バストの底辺です。バストとアンダーの境目になっている、バスト下部の円周部分を指します。
公式のサイズ選びのページでも、「バージスラインにフィットするブラを選ぶことが重要」とご案内しています。
ラディアンヌのブラは、この線に沿うことを前提に設計しています。ワイヤーの形も、カップの深さも、そこを基準に決めています。
ですので、ワイヤーの位置がバージスラインとずれていると、設計どおりには働きません。サイズが合っていても、そうなることがあります。

ずれているとき、どう感じるか
ご相談でうかがう内容を整理すると、ずれ方は2つに分かれます。
| ワイヤーの位置 | 見え方・感じ方 |
|---|---|
| ワイヤーが下がっている | 「胸の下にカップが着いているようだ」「支えられている感じがしない」とおっしゃる方が多いです |
| ワイヤーが上がっている | 「ワイヤーが食い込む」「下側がカップからはみ出す」とおっしゃる方が多いです |
| 合っている | ワイヤーが体に沿って、浮きも食い込みもない状態です |
前者を、多くの方が「垂れて見える」と表現されます。ですが、ブラの位置を直しただけで見え方が変わることは、珍しくありません。体の問題だと決める前に、ワイヤーの位置を確かめてみてください。
こんなお声もいただきました。
「時間が経つと、できていた谷間が流れて、スカスカになってしまいます」
着けた直後は形になるのに、しばらくすると崩れる。この場合、ワイヤーの位置ではなく、アンダーのベルトがゆるい可能性もあります。詳しくは ホックの位置の記事 をご覧ください。
合っているかを確かめる
鏡の前で、次の3つを見てください。お肉をカップに寄せ終わった状態で確認します(寄せ方は こちらの記事 をご覧ください)。
- ワイヤーの下側が、体から浮いていないか。指が何本も入るようなら、ワイヤーが下がっているか、カップが大きい可能性があります
- ワイヤーがバストに食い込んでいないか。下側のふくらみが押しつぶされているなら、ワイヤーが上がっている可能性があります
- 正面から見て、左右のワイヤーの高さがそろっているか
ワイヤーは、バストの上ではなく、体に沿って乗ります。浮いても食い込んでもいない状態が、合っている合図です。
※ワイヤーが当たって痛い場合は、位置の問題ではなく、その形が体に合っていない可能性があります。我慢しないでください(締め付けが苦しいときの記事)。
形は人によって違います
バストは、大きさだけでは語れません。底辺の広さ、左右の間隔、厚みの位置。どれも人によって違います。
ラディアンヌでは、バストの形をいくつかのタイプに分けてご案内しています。バージスラインから探すのページで、ご自身に近いタイプから商品を探していただけます。
たとえば、こんなご相談をいただきます。
- 左右のバストが離れていて、真ん中にすき間ができる
- 左右で大きさが違う
- 上側に厚みがなく、カップの上が余る
これらは、サイズを変えても解決しないことがあります。合わせるべきは大きさではなく、形だからです。
※左右で大きさが違う場合の合わせ方は、別の記事で詳しくご案内しています。
体が変わったとき
「前と同じものを買ったのに、しっくりこない」というご相談を、よくいただきます。とくに産後や、しばらく買い替えていなかった方から多くうかがいます。
同じサイズを買い続けていると、いつのまにか合わなくなっていることがあります。サイズの表記が同じでも、合うかどうかは別の話です。
合わなくなったのは、失敗ではありません。買い替えの時期が来た、というだけです。
節目を感じたときは、一度測り直してみてください。サイズ計測ページで、5つの数値から目安を出せます。
さいごに
「垂れて見える」と感じたとき、多くの方がご自身の体を思い浮かべます。でも、まず確かめていただきたいのは、ワイヤーがどこに乗っているかです。
ブラの位置が変わるだけで、見え方が変わることがあります。試す順番として、こちらが先です。