下着の蒸れを気にする半袖シャツを着た女性

暑い時期になると、増えるご相談があります

汗と蒸れのことです。

「汗かきなので、ワイヤーブラをつけるとワイヤーの形に汗疹ができてしまいます」
「夏は暑くて、ブラトップだとつらいです」

ブラは、体のなかでも生地が重なる場所に着けるものです。だから、どうしても熱と湿気がこもります。

今日は、なぜその場所が蒸れるのかと、着ける前・着けているあいだ・帰ってからにできることをお話しします。

あわせて、肌に症状が出たときのことも書いておきます。ここは、私たちが判断できない領域です。そのことも含めて、正直にお伝えします。

蒸れる場所は、だいたい決まっています

ブラのなかで、熱と湿気がこもりやすいのは次の3か所です。

場所 なぜこもるのか
カップの下(バストの付け根) 体とブラが密着し、汗が流れ落ちて溜まります。ワイヤーがある場合は、そこに沿って線状に
アンダーのベルト ゴムで締めているぶん、生地が体に貼りつき、空気が通りません
パッドの内側 布とパッドのあいだに湿気が閉じ込められます

いずれも「密着している」ことが原因です。補正ブラは体に沿わせて働くものなので、密着そのものをなくすことはできません。

ですので、対策は「密着させない」ではなく「こもった湿気を早く逃がす」という方向になります。

着ける前にできること

数枚をローテーションする

いちばん効果があるのに、いちばん見落とされているのがこれです。

毎日同じものを着けるより、数枚を交代で使ってください。

汗を吸ったブラは、見た目が乾いていても、内部まで乾ききるには時間がかかります。1日休ませるだけで、状態がまったく違います。

ローテーションは、蒸れ対策であると同時にブラを長持ちさせる方法でもあります。1枚あたりの負担が減るので、生地とゴムの寿命が延びます。

その日に合わせて選ぶ

汗をかくと分かっている日は、その日だけ選び方を変えるのも手です。

  • 在宅で過ごす日:ワイヤーもホックもないものに。締めつけが少ないぶん、こもりにくくなります
  • 外出する日:着替えを1枚持っておくと、汗をかいたときに替えられます

ワイヤーが当たる部分に汗が溜まりやすい方は、ワイヤーのないタイプを日中に使うという選択もあります。

帰ってからが、いちばん大事です

蒸れ対策で本当に差が出るのは、脱いだあとです。

  1. 脱いだら、そのまま重ねて置かない。湿ったまま畳むと、湿気が閉じ込められます
  2. パッドは外します。布とパッドのあいだが、いちばん乾きにくい場所です
  3. その日のうちに洗います。汗は時間が経つほど落ちにくくなります
  4. 日陰で、完全に乾かします。生乾きは、においの原因になります

「表面が乾いた」と「乾ききった」は違います。

カップには厚みがあります。表面が乾いていても内部に湿気が残っていることがあるので、触って冷たく感じるうちは、まだ乾いていません。

洗い方と干し方の詳しい手順は、こちらの記事でご案内しています。乾燥機は使わないでください。早く乾かしたい気持ちは分かりますが、熱でゴムもカップも傷みます。

※すぐに洗えないときは、広げて風の通る場所に置いてください。脱衣かごに丸めて入れておくのがいちばん避けたい状態です。

肌に症状が出たとき

ここは、はっきり書いておきます。

かゆみ、赤み、湿疹、かぶれ。こうした症状が出た場合は、着用をやめてください。

そして、症状が続く場合は医療機関にご相談ください。

実際に、こうしたお声をいただいたことがあります。

「特に肌が弱いわけではないのですが、胸に当たる部分が痒くなります」
「数年愛用していたのに、今回はつけたその日から痒くてたまりませんでした」

後者のように、同じ商品を長く使っていた方に、あるとき症状が出ることもあります。

素材との相性は個人差が大きく、その日の体調や汗の量でも変わります。私たちに、原因を判断することはできません。「この素材は大丈夫です」と申し上げることもできません。

できるのは、我慢して着け続けないでいただくようお願いすることだけです。合わないものを使い続ける理由は、どこにもありません。

商品が合わなかった場合は、お問い合わせからご連絡ください。

濃い色の色移りについて

「汗をかいたら、白い服に色が移ってしまった」というお声をいただいたことがあります。

濃い色の衣類は、洗いはじめのうちに余分な染料が出ることがあります。汗や摩擦があると、それが移ることがあります。

濃い色のものは、はじめの数回は単独で洗ってください。

また、汗をかく日に、濃い色のブラと白い服を合わせるのは避けたほうが安全です。

※洗っても色が出続ける、明らかに大量に色が移るといった場合は、商品側の問題の可能性があります。その場合はご連絡ください。

さいごに

補正ブラは、体に沿わせることで働きます。密着する以上、蒸れをゼロにはできません。

できるのは、こもった湿気を早く逃がすことと、同じ1枚を酷使しないことです。地味な話ですが、この2つだけで夏の不快さはかなり変わります。

そして、肌に何か出たときは、迷わず外してください。効果のために我慢していただく必要は、まったくありません。